| もとのイメージ | プラスイメージ | マイナスイメージ | |
| ・いみじ | 程度がはなはだしい | たいそうすばらしい | たいそうひどい |
| ・ゆゆし (忌忌し) |
人間の力が及ばず、近寄りがたく、普通でない、程度のはなはだしさ | すばらしい、おそれ多い | 不吉だ、とんでもない、ひどい |
| ・わりなし (理なし) |
道理にはずれて、どうしようもない | この上ない、すばらしい | 無理だ、道理にはずれる |
| ・あはれなり | しみじみとした趣がある | いとしい、かわいい、すばらしい | もの悲しい、哀れである |
| ・かなし | 胸がジーンとして心をうたれる | かわいい、すばらしい(愛し) | かなしい(悲し) |
| ・いとほし | 見ているのがつらく、たまらないほどに感じる | いじらしい | 気の毒だ |
| ・はづかし | 相手と自分との間に差があって、ひけめを感じる | こちらが恥ずかしいほど、相手が立派だ、すぐれている | 恥ずかしい、ひけめを感じる |
| ・かしこし (畏し) |
自分の力が及ばず、恐れ多い | 尊い、すぐれている→<賢し>に派生 | 恐れ多い、はなはだしい、ゆゆしい |
| ・かしこし (賢し) |
すきがなく、賢く、すぐれているように見える | すぐれている、かしこい、しっかりしている | こざかしい、利口ぶる |
| ・うるさし | 現代語で「うるさいっ!」と怒鳴る不快感が基本→ | かしこい・上手だ(「うるせし=かしこい」から転用) | わずらわしい・いやだ |
| ・おぼつかなし | ぼんやりとしてはっきりしない、もどかしい | 待ち遠しい | 不安だ、気がかりだ |
| ・こころもとなし(心許無し) | 心が「もとな」く、ぼんやりした状態 | じれったい、待ち遠しい | 不安だ、いらいらする、気がせく |
| ・やさし | 〈「痩す」から派生〉身が痩せるような思い | 優美だ、上品だ、立派だ、殊勝だ | つらい、恥ずかしい |
| ・しどけなし | うち解けていて、気を許す | 気を許す、うちとけている | だらしがない、乱れている |
| ・めざまし (目覚まし) |
目が覚めるほどで、許せなくも、すばらしくも感じる | 目がさめるほど立派だ、すばらしい | あきれる、気に入らない |
| ・いまめかし(今めかし) | 〈「今」という語に「めかし」=(〜らしい)がついて〉当世風だ、モダンだ | 当世風ではなやかだ | うわついていて変だ |
| ・さるは (然るは) |
「それは」という指示語が根本。文脈により順接にも逆接にもなる | そういうわけで | そうではあるが、そうはいっても |
| ・ののしる | 大声でワイワイガヤガヤ騒ぎ立てる、さかんに噂する | 勢いがある、評判が高い | 大声で騒ぐ、さかんに噂する |
| ・あかず (飽かず) |
「飽きることがない」意から、肯定的意味と否定的意味に分かれる | いやにならない、 | 不満だ、不満足だ |
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| ☆敬語の盲点〜基本単語で多くの意味をもつ敬語〜☆ 下の敬語もまた、文脈判断が必要な単語群として覚えておこう。 |
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| 古単〈敬語〉 | 敬語の種類・盲点 | 敬語の意味 |
| ・まゐる (参る) |
「行く・来」の謙譲語、「飲む・食ふ」の尊敬語が盲点 | @〈謙譲〉(身分の低い所から高い所へ)参上する A(謙譲)さしあげる B〈尊敬〉めしあがる |
| ・たてまつる (奉る) |
「与ふ」の謙譲語、「着る・食ふ・乗る」の尊敬語が盲点 | @さし上げる A〜申し上げる Bお召しになる(着る) C召し上がる(食ふ) Dお乗りになる |
| ・きこゆ (聞こゆ) |
謙譲語としての用法が盲点 | @聞こえる A噂される B理解される C申し上げる(「言ふ」の謙譲) D〜申し上げる(謙譲の補助動詞) |
| ・つかうまつる・つかまつる(仕る) | 謙譲語。高貴なお方のおそばで、様々なことに奉仕する | @お仕えする A〜申し上げる |
| ・おはす (御座す) |
「あり」「をり」「行く」「来」の尊敬語。補助動詞の意もあり | @いらっしゃる A〜でいらっしゃる |
| ・きこしめす (聞こし召す) |
「聞く」→「聞こす」→「聞こし召す」と、敬意が高くなる。「聞く」の尊敬語。「食ふ」「飲む」「治む」の尊敬語 | @お聞きになる A召し上がる、お飲みになる Bお治めになる |
| ・はべり (侍り) |
高貴な方のお側にいて用命を待つこと。「仕ふ」の謙譲語。「あり」「をり」の丁寧語。補助動詞も | @伺候する、お仕えする Aあります、おります B〜です、〜ます、〜でございます |
| ・さぶらふ・さうらふ(候ふ) | 接頭語「さ」+「もらふ(守らふ)」→「あり・をり」の謙譲語・丁寧語 | @おそばにいる・お仕えする Aあります・おります B〜です・ます |
| ・まかる (罷る) |
基本的には、高貴な場所から「退き去る・退出する」の意で「行く」の謙譲語。 | @(高貴な場所から)退出する A参上する B〜申し上げる C行きます(「行く」の丁寧語 |
※現代でも、「キモい!」と言ったら、「気持ちいい」よりもむしろ、「気持ち悪い」の意味で使われることがあります。
古文単語でも、そんなふうに時代によって、意味が全く逆転してしまったものも多いです。。。
ここではその単語群をまとめてみました。
↓ ↓ ↓
| もとのイメージ | 通常の意味 | 正反対の意味 | |
| ・なのめ | 「なだらか」のイメージ→普通だ | 普通だ、平凡だ | (「なのめならず」の意味で)普通でない、格別だ |
| ・なべて (並べて) |
ずっと頭を並べて、あたり一面に、すべて | 一面に、一般に、普通 | (「なべてならず」の意味で)普通でない、ひととおりでない |
| ・おぼろげ (朧げ) |
ぼんやりかすんでいて、ありきたりで、普通だ | @はっきりしない、ぼんやりしている Aなみなみ、普通だ | (「おぼろげならず」の意味で)普通でない、なみなみでない |
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