| 〜・*・〜「国語力」のヒケツ9.複眼的な視点で〜・*・〜 |
「複眼的視野」とは… |
「国語力」のヒケツを、1から順番に読んできたあなたは、もうすでに「国語力」というものの何たるかを、理解しているに違いありません。
このページは、そんなあなたにお届けします。
もし、いまだ「国語力」というものが理解できていないなら、このページは飛ばして、1のヒケツからおさらいしていくことを、おすすめします(^_^;)。。。
題名にもある通り、「国語力」の集大成ともいえるこの力「複眼的視野」というものを考察してみたいと思います。
――――――――――――――――――――――――――――――
今まであなたは、「国語力」という1つの観点を、「つながり」「読書」「理解」…さまざまな方向から分析し、それを系統立て、総合的に理解しようとしています。1つの事象は密接に結びつき、相互に関連しながら、実力をのばしていく…という理想を持って、ここまで学んできました。
ですが、まだこの力がついていないあなたは、学んだことが結びつかず、バラバラなまま、それぞれの力がプカプカと浮いている状態なのではないでしょうか。もちろん、1つひとつの「国語力」が知恵となり、少しずつあなたの味方になっていることは事実です。ただ、あなたの力は、もっともっと、飛躍的に伸びていく可能性があるはずです!
――――――――――――――――――――――――――――――
「プラス」と「マイナス」は表裏一体 |
物事には、さまざまな見方があり、1つの方向だけでなく、いくつかの観点から探ることによって、より深い理解が得られる…これが「複眼的思考」というものです。
この「国語力」を身につけて、さらにもう一度、自分の能力と目標を見つめ直したとき、驚くほどその深い「つながり」が見えてきます。挫折を味わおうにも、他の方向では挫折ではあり得ず、また、すべて順調に見えても、実はその奥底には、まだ満足し得ない深い謎の部分が隠されていたりもするのです。
――――――――――――――――――――――――――――――
プラス面にもマイナス面があり、マイナス情報にもプラス情報がひそんでいます。たとえば、ノーベルのダイナマイト、フロイトのコカイン…。
あなたは今、自分の能力の「マイナス」面しか見ていません。「好き」で始めた仕事や勉強の「プラス」面しか見ていません。
あなたの能力には、「プラス」面もあるはずなのに、マイナス思考のあなたは、それに目を向けず、「どうせ自分は…」と卑下してしまっているのです。だから、伸びるはずの能力が、その可能性を発揮できないでいるのです。
『ドラゴン桜』の桜木先生は、「頭からっぽ」の生徒たちに、その可能性を示したことで、彼らは飛躍的に伸びました。漫画なので現実的でないようにも思えますが、実際、私の指導の中でも、自分の可能性が見えた生徒たちは、本当にうなぎ登りに成績が伸びていったのです!
また、「好き」で始めた仕事や勉強の「プラス」面しか見ていないあなた。ちょっと自分の思いと違う方向になると、「こんなはずじゃなかったのに…」と挫折的な気分になってしまっていませんか?
私は今、【生涯学習のユーキャン】FP講座 の勉強をしています。もちろん、好きで始めたこと!…でも、深く勉強を進めていくと、私の苦手とする、「金利」や「景気指数」などの公式を使った計算が多い!もし、私がこのことに目を向けず、「資産運用」などの知識まかり学べるものだと思っていたなら、「こんなハズじゃなかったのに…!」と挫折してしまうに違いありません。
複眼的に物事を見ること。複合的なあなたの人生において成功を勝ち取るために、最終的に身につけて欲しい「国語力」なのです。
――――――――――――――――――――――――――――――
「客観的」に考える |
複眼的な視点で考える練習・実践の大きな支柱となるのは、この「客観的思考力」です。この項では、「本を読もう」で培った現代文の観点から、あなたの「客観的に考える力」を探ってみましょう!
――――――――――――――――――――――――――――――
文章は、すじ道立てて書いてあります。それなのに、私たちは、文章を読む際、「主観的」な観点で見てしまうのです。
たとえば…
小説などはもちろん、エッセイや評論を読む際にも、具体的事例が書いてありますよね。するとあなたは、その例を自分の経験につなげて読んでしまうと思います。
もちろん、ヒケツ7でも述べたように、想像力を活かして読むことは、とっても重要です。ですが、難解な文章になればなるほど、この主観的な読みは、皮肉なことに、だんだん邪魔なもの、誤答を引き出す要因にもなってしまうのです。
なぜって…
筆者の価値観と、あなたの価値観が一致するわけがないでしょ?
ではどんな読み方をすればよいのでしょうか?
↓ ↓
――――――――――――――――――――――――――――――
「主観的」な読みではダメ!ということであれば、これはもう
「客観的」な読みしかないですよね。 (→「国語力のヒケツ8)
直観やセンスに頼ってはいけません!
文章を読む時には、「書かれている内容」から、
会話の中では、「話されている内容」からだけを、
趣旨理解の手がかりとし、冷静に考えましょう!
↓
「客観的思考力」 |
あなたは今まで、小説の問題を解く際に、内容理解しているにもかかわらず、得点に結びつかない時があったのではないかと思います。小説は特に、感情移入してしまいがち。何せ、すべてが「間接体験」なのですから…Σ( ̄⊥ ̄lll) 。
でも、小説の問題は、主観的理解では得点になりません。
その小説を、「客観的に理解できているか」が小説の問題を解く意図なのです。
あなたの考えを聞かれているのではないんだ、文章に書いてあることを、客観的に読み取れているかを聞かれているんだ!…ということを、きっちり理解してください。
このように、主観に振り回されてしまいやすい小説を、客観的に読み取ることのできる力は、「複眼的思考力」といえるでしょう。
だからこそ、「本を読む」ことが必要なのです。
「国語力」をのばすために重要なのです!
――――――――――――――――――――――――――――――
論理的な見方を大切にし、「こうだからこう→こうだからこう!」とつながりを持って考えられるように、論理的な思考力を身につけ、さらに、自分の価値観は置いておいて、文章自体を客観的に読む力(客観的思考力)を鍛えていきましょう。「複眼的思考力」を身につけるために…。
手がかりをもとにし、冷静な判断をもとに、思考をつなげて、結論(答え)を導き出すのです!…そう!名探偵コナンのように!(笑)
――――――――――――――――――――――――――――――
「複眼的」な視点に基づいた勉強のしかた |
人間の思考は、驚くほど感情や立場に振りまわされてしまいます。
・感情に振りまわされると、人は正しく冷静な判断ができなくなります。
・保身や人情のため、間違った結論を導き出してしまいます。
・自分の願望に沿う情報でなければ、直視しようとしません。
・1つの価値観に縛られ、柔軟な推論ができなくなってしまいます。
このように、主観的な判断は、思考をワンパターンにする「マイナス」的側面があることは否めません。でも、「プラス」面・「マイナス」面でも見てきたように、メリットもあるのです。
・自分の経験に頼ることで、思考を簡略化し、明確に理解できる。
・個性的・独創的な観点から、過去に縛られない解決を期待できる。
・1つの方向性を持って、問題解決をスピードアップできる。
あなたは、もう1つの観点だけに振りまわされ、袋小路に陥ることはないのです。常にあなたの中には、「複眼的」な価値観が存在します。経験からいえばダメでも、他の側面に目を向けることで、新たな解決策が得られるのです!
東大出身で、精神科医の和田秀樹氏は、高1までは劣等生だったそうです。でも、ある時一念発起して、教師の言うことを、すべてノートにとるようになったといいます(ジョークもΣ( ̄□ ̄||) 。すると、学力がメキメキ上がった!
なぜなら、聴覚・触覚・視覚が同時に刺激され、脳が活性化されたからです。(和田秀樹著『国語力をつける勉強法
』より)
あなたは、これを聞いて、同じようにマネしますか?
それとも、「国語力のヒケツ7」で私が示したように、「聴くことに集中せよ!ノートは二の次!」という勉強法を実行しますか?
それとも、2つの全く異なる勉強法の「なぜそうするのか?」という点に着目し、自分の能力を見極め、複合的に判断して、勉強法を確立していきますか?
さあ!
どの方法が、あなたの実力を最大限に発揮することができるでしょうか?
――――――――――――――――――――――――――――――
「国語力」はあらゆる観点を総合化することで身につきます。
今まで培った国語力を集約させる力、この「複眼的思考力」という観点から、あなたの能力・目標・状況・可能性を分析し、検証し、総合的に判断してください。もちろん一筋縄ではいきませんが、じっくり行きましょ(笑)
「あいの部屋」でさまざまな観点から見つめていくことにより、知識・情報だけでなく、あなた自身の「国語力」を確立していってほしいのです。
さあ!いよいよ最後の10番目のヒケツですよ!
↓
「国語力」のヒケツその10〜好きになること!
|
|HOME| BLOG| MOBILE| MALE | |
|